2024/10/20 千葉シティトライアスロン M.Hさん
23年ぶりに公式の大会に参加されたM.Hさんからレポートが届きました!
同じようにしばらく大会から離れている方も、ぜひご一読ください
======= レポートは以下 ======
23年ぶりのトライアスロン大会参加は想定外の連続。
佐渡Bタイプ参加直前に妊娠がわかり、急遽参加取りやめにしたのが、23年前のこと。
それから、トレーニングは細々と週1回の5キロのジョギング程度。
2024年4月から町田市トライアスロン連合の会計担当になったこともあり、参加費の徴収や会場への支払が発生する月1回のスイム練習には可能な限り参加した。
そんな私が「千葉シティトライアスロン」に出場することを決めた。
きっかけは、町田市スポーツ協会の功労者として表彰して頂き、懇親会の席で酔った勢いでトライアスロン大会出場宣言をしてしまったことだった。
トライアスロン大会に向けての目標は、想定外の事態に見舞われ、当初考えていた高い次元からだいぶ低い目標に設定し直し自分を納得させた。
7月大会申込時
目標「練習会に参加し力つけて、満足いくタイムでゴールする」と設定
8月
練習会に参加できず練習不足⇒目標「無事完走する」へ変更
9月
コロナ初感染、太ももの肉離れ⇒目標「スタート地点に立てる」へ変更せざるを得ない状況
10月
10日辺りから、足の調子をみながら練習再開
<10/20大会結果>
<レースの振り返り>
大会前夜
22時就寝、4時起床予定のつもりが、興奮状態で全く眠れない。午前2時を過ぎたあたりで「これはヤバイ、一睡もせず当日を迎えることになる」と危機感全開、もはやコントロール不能の交感神経優位な状態に陥ってしまった。でもその後どうやら眠りに落ちたらしく、1時間は眠ることができた。
会場入り
見る人見る人、みんな自信満々で強そうな人々ばかり。『なんか場違いなところに来てしまった』感が否めなかった。
スイムの着替え
レンタルしたウエットスーツの背中のファスナーが上がらない!事前に面倒くさがって下半身が入ることしか確認しなかったことを悔いた。でも、ちゃんとファスナー上げてもらい安堵。
試泳
袖付きウエットスーツで泳ぐのは、これが初めて。こんなに手が回しづらいものかと驚きと不安がよぎる。
スイムスタート
最初のブイを回る時は、養殖場の鯉みたいな感じで体がぶつかり合い前に進まなかった。それ以降は、バラけて泳ぎやすいが、蛇行しまくる。行きの車で、スイムは最短コースを泳ぐことがポイントとアドバイスしてもらったことを思い出し、どうしたら蛇行しないか、ヘッドアップや潮の流れを加味して泳ぐがやっぱり蛇行している。そこで、平泳ぎメインで泳いだら、確実に最短コースで泳げていることに気づく。そして、隣で並んでクロールで泳いでいる方とスビートも変わらない、これだ。スイム全体の7割程度を平泳ぎで泳ぎ切った。(38分38秒)
トランジッション(T1)
スイムアップ後、疲労感というより平衡感覚がおかしくて、しっかり前に進めず千鳥足感覚になる。歩いている内に自然と改善した。
動画で事前学習した通り、移動しながらウエットスーツは腰まで脱ぐところまでは順調。バイクのところまで来て、ウエットスーツを脱ごうにも足がどうしても抜けない。隣の選手も同じように格闘していた。これも自宅で練習していたが、濡れている状態+アンクルバンドが脱ぎづらくしていた。ちまちまウエットスーツを足首方向から引っ張り何とか脱げた。(11分02秒)
バイクスタート
バイクスタートしてもメーターが「0」のままのことに気づく。6周回は自分でカウントすることを覚悟した。でも気づくと数字が表示されるようになっていたので距離はメーターにお任せ。
自分では気分よくスピードにのってペダルを踏んでいるのに、なぜか抜かされまくる。2周目以降から局所的な腰痛に見舞われる。いろいろ姿勢を変えても痛みは治まらないのであきらめた。
バイクコース上にあるニップン工場の前を通る度にあんこを煮ているかのような匂いが漂っていた。ゴール後は、「おはぎ」をご褒美に食べようと6回心に誓う。(1時間32分34秒)
ランスタート
入りの1kmは7分/km超と抑えて、足が痛くならないことと心肺機能に無理がないことを確認しつつ、少しずつペースを上げて走った。何より、町トラメンバーの応援が力になった。(57分24秒)
ゴール
ゴール後自分の記録を見て、『がんばったのに、あれー遅い』 (3時間19分38秒)
学び
1.一番勇気が必要だったのは大会申込、あとは何とかなる
2.練習量を急に増やすとケガをする
3.前日十分な睡眠が取れなくても何とかなる
そもそも、トライアスロンに再挑戦すること自体が想定外だったけど、レースを振り返っても、こまごまとした想定外の連続で、それを乗り越えることがトライアスロンの楽しみだったりするのかな。
トライアスロンを今後続けるかどうか未定だけど、今回経験した、私にとっての想定外の経験を想定内に収めていくことで、もっと満足する結果が得られるような気もする。今後については、ゆっくり考えつつ、スイムの練習会には参加しようと思う。
町トラの皆さんと一緒に千葉シティトライアスロンに参加できたことは、心強くて楽しくて最高に良かった。